プライベートブランド分析まとめ

はじめに

商品を製造するメーカーによるブランドであるナショナルブランド(NB)に対し、小売業者や卸業者などが開発したブランドはプライベートブランド(PB)と呼ばれる。 
PB商品の例としては、コンビニエンスストアやスーパーマーケットで見かける独自商品が馴染み深いかもしれない。 
一般に、PBはNBの廉価商品というようなイメージが強いかと思われるが、近年PBの商品展開の幅は大きく広がってきており、あらゆるジャンルにおいて様々な商品が販売されているのみならず、NBに対するPB商品の位置付けも変化してきているのだ。 
今回は米国および日本においてどのようなPB商品がどんな企業(プラットフォーム)によって販売されているのかを調査した。

目次

1.食品系 
2.食料品・日用雑貨など 
3.衣料・アパレル系 
4.医薬品・化粧品等 
5.その他 
6.まとめ


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amazon・バロー・セブン&アイイオン 


1. 食品系

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まずPB商品としてよく目にするのが食料品だ。食品系の主要PBとしては上記のブランドが挙げられる。ここでは、特に生活雑貨類等を含まない、主に食品のみを扱うPBをリストアップしてみた。比較的歴史の浅いPBが多いが、多くのPBには各々コンセプトがあり、独自ブランドのこだわりを打ち出しているところが特徴と言えるだろう。 
例えば、近年販売品目を拡大してきているAmazonのHappy Bellyは、「おなかを幸せに、食卓に笑顔を」をコンセプトに、厳選された水源から採取した天然水や、酸味料・保存料等を一切使用せずに無菌化した特別栽培米など、こだわりを持った独自商品を販売している。

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画像:同社webサイトより転載

また、多くの企業が一種のPBのみを展開するのに対して、専門スーパーのバローは、商品のコンセプトによって異なるブランド名をもつPBを展開している。具体的には、「良品廉価」の商品を揃えたV select、美味しさ、製法、素材にこだわったV quality、厳選した製法、素材のみを用いたV premiumとそれぞれ異なるコンセプトを持った商品ラインナップを揃えている。敢えて自社製品を3つのブランドに分けることにより、より各PBのメッセージ性が強調されている印象だ。

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画像:同社webサイトより転載 

2. 食料品・日用雑貨など

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