【ファンド分析04】「East Ventures」ハミルトン・セイナさんインタビュー

East Ventures インタビュー 回答者 
アソシエイト:ハミルトン世菜(セイナ)さん

目次

1.お鮨屋さんからベンチャーキャピタルへ 
2.積極的に人に会う 
3.将来性のある事業か、人はどうか。投資基準はそれぞれ 
4.日本より意思決定スピードの早い東南アジア 
5.『出来ることは何でもしたい』相手のために全力で 
6.爆速で成長出来る支援を 
7.スピードと国内最大級の投資案件数


内堀:datavase.io におけるベンチャーキャピタル(以下VC)インタビュー、記念すべき第一弾はEast Ventures(イーストベンチャーズ)さんです!ハミルトン・セイナさん、本日はよろしくお願い致します。

セイナさん:よろしくお願い致します。

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(ハミルトン世菜さん。East Ventures HPより) 

内堀:まずはセイナさん自身のことを知りたいと思うので、自己紹介をよろしくお願い致します。

お鮨屋さんからベンチャーキャピタルへ

セイナさん:2017年9月にインターンとして East Ventures に参加し、翌年4月から衛藤( East Ventures パートナー・衛藤バタラ)直下で、初めての社員として仕事をしてきました。 
具体的な仕事内容としては投資先の開拓と支援、そして衛藤の担当している海外案件のサポートなどです。海外案件の契約書に目を通すことも多いです。 趣味では最近ダイエットインストラクターの資格を取りました。

内堀:ダイエットインストラクター!勝手にストイックなイメージがつきました。

セイナさん:大学時代はモデルをしていたこともあり、その中でダイエットに苦労したりリバウンドに悩んだことがありました。そこで、ダイエットに関する正しい知識があればと思って資格を取得しました。趣味ですね。

内堀:大学時代はモデルをされていたんですね。4年生の9月から East Ventures にはインターンとして参加されていますが、もともと大学でも VCに関連するような勉強をされていたんですか?

セイナさん:いえ、もともと大学では関係ないことを学んでいて4年生のときは鮨屋になろうと思っていたんです。なので就活はせずに銀座の鮨屋に内定していました。

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内堀:…鮨屋!?なんでそこからまたVCに?

セイナさん:鮨屋に内定して内定者バイトのような形で働いていたとき、鮨屋の仕事は築地が開く早朝から始まって夜は終電でも帰れずに職場に泊まったりと労働時間がとても長かったんです。 
結婚や子どもを持ちたいと考えたら、このまま鮨屋になることに不安を感じました。そうして進路に悩んでいたとき、鮨屋の人事の人が英語が出来る人を欲しがっている先として East Ventures を紹介してくれました。

内堀:なんともレアな人生ですね…!

セイナさん:お鮨屋さんで働いていなかったら East Ventures にも来てないと思います。(笑)

積極的に人に会う

内堀:セイナさんのお仕事は衛藤さん直下での海外案件のサポートの他に投資先の開拓と支援というものがありましたが、具体的にはどのような方法で投資先を見つけることが多いですか?

セイナさん:ソーシングの方法としては主に3パターンあり、人からの紹介とイベントがあります。イベントは自分が企画するものと参加するもの。Facebook や Twitter などで直接メッセージを送ることもあります。

内堀:セイナさんがそのようにして見つけた投資先の候補になりそうな方たちをパートナーの方に紹介するんですか?他の社員さんでもそういうことはあるのでしょうか。

セイナさん:みんなそれぞれあると思いますよ! East Ventures のメンバーはみんな積極的だと思います。パートナーに紹介することもありますが、アクセラレータープログラムの 「CodeRepublic(コードリパブリック)」 も私が担当しているプロジェクトなのでコードリパブリックを紹介することもありますね。


内堀:ありがとうございます。いまの話にも関連して、その出会った方たちに実際投資するかどうかはパートナーの方たちが意志決定されるのだと思いますが、East Ventures の人たちの投資基準などはありますか?

将来性のある事業か、人はどうか。投資基準はそれぞれ

セイナさん:投資先の決定については、まずアソシエイトが会った上でパートナーに紹介して意思決定が行われます。「マーケット」「チーム」「プロダクト」の3つは重視していて、基本的にシード段階での支援が多いです。 
ただ East ventures としての明確な投資基準というものはなく、パートナーそれぞれが意思決定をするので人による違いはあると思います。

内堀:なるほど。セイナさんから見て各パートナーの方が重視していることの違いはありますか?

セイナさん:衛藤は「将来性があるかどうか」を重視していると思います。効率性やチームのエグゼキューション、エンジニアの有無も重視していますね。松山はその人の人間性を見極めているように感じます。投資家としてのキャリアが長く、繋がりや経験が豊富なので、そういった知見を生かしてその人をよく見ている印象です。

内堀:datavase.io 上での口コミでは金子さんを絶賛する声が見受けられました。金子さんについてはどういった印象をお持ちですか?

セイナさん:金子はずっと松山の元で仕事をしていたので、同じように人を見ているのではないかと思います。彼は経験した案件数が多く、コミットメントも強いので、その経験の中で判断していることが多いのではないかと思います。

内堀:そうなんですね。衛藤さんと松山さん金子さんでは重視されていることに違いがありそうですね。衛藤さんは海外案件を積極的に支援されているということですが、改めてそちらについても伺ってよろしいですか?

日本より意思決定スピードの早い東南アジア

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