【無料】スタートアップが資金調達するための9つのTips

資金調達はスタートアップの起業家の最も重要な仕事の１つです。投資家の心を動かすピッチをするにはいくつかのTipsが存在します。数をこなせばいいと思い込んで、投資家をまわる起業家もいますが、質の低いピッチは投資家との信頼関係を壊しかねません。投資家と良好な信頼関係を築くためにも、まずは資金調達するための9つのTipsを学びましょう。

1.投資家との関係を構築しよう

スタートアップの起業家は最初の5年間は資金調達に奔走することになります。投資家との良好な信頼関係を築くには、数ヶ月おきに情報発信をすることです。自社の情報発信で新機能のリリースや新規事業の報告をすることで、投資家との関係を維持できます。

自社が投資家の求める投資ラウンドに入っていない場合でも、ニュースレターなどを4半期に一度のペースで送り、プレゼンスを高めることで今後の資金調達をスムーズに進めることができるようになるでしょう。

2.スタートアップコミュニティは狭いので、関係を壊さないように。

スタートアップのコミュニティは驚くほどに小さいです。スタートアップコミュニティ内で過去に問題を起こしてしまうと、いざ資金調達しようという時に、それが弊害になるということも少なくありません。そうならないためにも、投資家だけでなく全ての人に誠実であるように努めましょう。

3. 毎日の発言に情熱を込める

スタートアップの起業家として、もっとも困難な仕事は情熱の火を燃やし続けることかもしれません。投資家の前で資金調達のピッチをするときは、もちろん従業員や自社に入社する候補者にも、情熱的である必要があります。

常に情熱的でいることががスタートアップのメンバーが離れるのを防ぎます。さらに起業家の熱というのは投資家が最も注目するポイントの１つでもあります。

成功したスタートアップの多くは途中で事業をピボットしています。投資家は事業がピボットしても倒れないという意志と情熱を持った起業家に投資したいと思うのです。

4.頻繁にフォローアップをする

投資家と関係を築きたいのなら、必ずフォローアップをしてください。フォローアップというと、2、3週間をかけて定期的に行うことを想像するかもしれませんが、できれば2,3日で一気に強固な関係を築きましょう。

資金調達はスタートアップの生存にとって、最も重要な事項です。CEOがひとりで資金調達を行っているように見えるかもしれませんが、実は資金調達はチーム戦でもあります。投資家とのコミュニケーションを管理するためのメンバーを2,3人用意するのというのも良いでしょう。

5. 投資家の投資基準を確かめる

投資家の投資基準を知ろうとしない起業家が多いの事実です。資金調達はgive & takeで成り立ちます。どちらかが有利になることは、お互いのためになりません。
しかしながら、投資家と起業家の間には常に情報の非対称性が存在します。契約書にサインしたあとで、問題が起きないようにするためにも、まずはお互いのベネフィットを明らかにしましょう。

6. メンバーにファイナンスの話をしすぎない

スタートアップで働くメンバーは次の投資ラウンドに上がるために、進んでいる会社で働くことを望んでいるわけではありません。メンバーにとって、自分の働く会社がシリーズAかBということは、どうでもいいのです。
資金調達はスタートアップのCEOの最も重要な事項ではありますが、あくまで資金調達がそのスタートアップの目標にならないように気をつける必要があります。

7.自分の実現したい世界を話せるようにしておく

あなたがスタートアップのCEOであるなら、あなたが人生をかけて描きたいストーリー、実現したい世界をロジカルに話せる必要があります。投資家はゴールやビジョンのない起業家に投資することは少ないです。スタートアップ企業のプロダクトやそのロードマップはあなたが実現したい世界に沿って並んでいるべきです。

そして、常に自分が戦うべき市場との差異を常にはかり、理解することに集中するべきです。

8.ストーリーをアップデートし続ける

スタートアップを創業すると、創業する前には見えなかった課題があったり、さらに実現したいことが増える可能性があります。でも、もしそうなったらなら、もう一度、事業やプロダクトを見直して、ストーリーをアップデートしましょう。ストーリーをアップデートし続けることで投資家へ資金調達のピッチの精度が上がります。