Pinterest、Polymorph、Careem、Lyft。立て続けにイグジットを生みだす楽天キャピタルの手法とは?

目次

1. はじめに 
2. 楽天キャピタルについて 
3. どういった観点で投資しているのか 
4. 投資先事業への関わり方 
5. まとめ

はじめに

4月19日Pinterest上場、4月11日WalmartによるPolymorph買収、3月29日Lyft上場、 3月26日UberによるCareem買収。

これら4つのスタートアップ界隈の大きなニュースに、共通点があることをご存知だろうか。実はPinterest、Polymorph、Lyft、Careemの4社全てに投資を行なっていたCVCがある。楽天だ。

CVCといえば、JR東日本に関する記事でこう書いた、「CVCを設立したものの機能していないところが多い」。楽天は、その反例だ。

楽天キャピタルについて

楽天のCVCは5つある。楽天ベンチャーズ楽天フィンテックファンド楽天グローバルECファンド楽天モビリティインベストメント、そして楽天ストラテジックインベストメントだ。

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これらの大きな違いは、対象となる分野だ。楽天ベンチャーズはITを幅広く対象としている一方で、フィンテックファンド、モビリティインベストメントなどはそれぞれの名前の分野に特化し、言わずと知れた楽天の楽天市場、楽天カード、そして楽天payと言った既存サービスとのシナジーを狙っている。

モビリティインベストメントに関しては、魅力的な投資リターンの可能性のある革新的なスタートアップに投資を行います。 という記載が楽天キャピタル公式ホームページにあることからもわかる通り、こちらはシナジーというよりも単純にリターンを目的としたキャピタルである。

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