目次
1.はじめに
2.2018年vs2019年企業価値100億円以上のユニコーン企業 トップ20位
3.2019年はさらにAIが加速を増す予想
4.人々の生活に、より身近なものとなったフィンテック
はじめに
2019年が始まって早4ヶ月。2018年、日本ではメルカリが上場して「国内初のユニコーン企業が誕生」と世間ではとても話題となったのは記憶に新しいのではないだろうか。
さて、そんなユニコーン企業というワードを世間で耳にする機会が増えた今だが、そもそも“ユニコーン企業”という言葉が海外で誕生してからしばらくは、海外のスタートアップの成長スピードに日本が圧倒されてしまい、夢のまた夢の話であったような気がする。
しかし、メルカリという時価総額1000億円を超える勢いのあるベンチャー企業が日本国内に誕生したことがきっかけとなり、これまでの「ベンチャー企業=倒産する・失敗するリスクが高い」というネガティブイメージだった一昔前に比べると、どちらかというと「ベンチャー企業=イケてるかっこいい企業」というポジティブイメージに変化した。
今回は、そんなメルカリに続く国内の次のユニコーン企業について分析していく。
2018年に引き続き、日本経済新聞(日経新聞)が「NEXTユニコーン推計企業価値ランキング」を発表した。
2018年と2019年の国内の企業価値ランキングを比較して、国内スタートアップのトレンドがどのように1年で変化していったのか、今後注目されているスタートアップ市場はどこなのかを一緒に見ていく。
※一旦おさらい
みなさんは、「ユニコーン企業」の定義について知っているだろうか。 「ユニコーン企業」と呼ばれるためには以下の4つの条件に当てはまる必要があり、一つでも条件から外れてしまうと「ユニコーン企業です」と名乗ることができない。
条件1:企業価値10億ドル以上
条件2:起業10年以内
条件3:非上場
条件4:テクノロジー企業である
上記からわかる通り、ユニコーン企業とは評価額10億ドル(約1250億円)以上の未上場ベンチャー企業のことを示すため、今回日済新聞が調査結果として発表した「NEXTユニコーン推計企業価値ランキング」の中で、“いわゆる国内ユニコーン企業”はわずか一社に留まる(次に詳細を記載)。 そのため、あくまでも日経新聞がまとめた「企業価値ランキング」は*“次の”ユニコーン企業はどこかというのをまとめたもの**となっている。
コメントを残す